資金繰り表の活用
資金繰り表のもっとも重要な使い道には、資金ショートを回避する、という使い道があります。
そのためには、
- 資金不足になるのはいつか
- 資金不足は、どのくらいの期間続くのか
- どのくらいの金額が不足するのか
を資金繰り表から予測します。
原因を考える
そして、これらの予測をもとに、何が原因となっているのかを考えます。
資金ショートの原因は、
- 収入の減少、(回収条件の変更や貸し倒れの発生)
- 支出の増加、(一般経費の増加、仕入過剰による在庫の増加)
などです。
対策を考える
金融機関の借入れも方法のひとつですが、まずは資金繰り表を使って改善すべきところはないかを考えてみます。
例えば、売掛期間や受取手形などの短縮を依頼することで、回収を促進したり仕入の圧縮や支払の繰り延べなどで、資金繰りをする手段もあります。
また、場合によっては、設備投資を延期したり、リースを検討するなどの対策を講じることも検討することは重要です。