PC・サーバーなどの環境が課題
システム化を検討する上で、もっとも専門的で判断に悩むのがハードウェア周り。
特にシステムを構築する際は、使用するPC環境やサーバーの設置などは難しい課題となります。
また、最近ではWindows OSのアップデートによるOSの入れ替え、PCの買替など経営者にとっては費用負担の大きい頭の痛い課題となります。
こうした未来に発生する費用であろう費用をできるだけ抑えたシステム開発を心掛けることも大切な要素になります。
■利用者に合わせてPCやOSを選ぶ
ひと昔前は、クライアント環境に依存したアプリケーションが多く導入されてきました。
これらは、それぞれのPCにアプリケーションをインストールし、データのみをサーバーと共有する方式です。
こうしたアプリケーションは、
- PCへのインストールの手間
- OS(Windows)などのバージョンアップへの対応
- アプリケーションの入れ替えによる作業の発生
など、システムを維持する上で作業やコストを発生される要因になっています。
現在では、ブラウザ(OSにある程度依存しない動作環境)によるアプリケーションの開発や、アプリケーションをサーバーで保持し一元管理をするなど、技術的にも大幅に改善できる分野でもあります。
また、無線LANの環境を構築し、安価なタブレットを導入し機種に依存しないアプリケーションを導入などの設備の負担を軽減する策などが考えられます。
■より安全に、コストを削減しながら情報を保存する
インターネット環境の普及により、サーバー環境の構築手法も大きく変わってきております。
自社内にサーバーを設置することは、設備費用/維持費/場所等の負担になることに加え、災害時の対応やバックアップ環境の構築など、考慮しなければならないこと多くあります。
中小企業にとって、システム開発費用に加えてこうした設備投資はかなりの負担になります。
レンタルサーバーを活用したり、クラウドサービスを利用することで固定費をできるだけ抑え、安全・安心な環境を構築することが可能になっています。
また、使用するデータ量や通信料などに応じた課金体系を選択することで、徐々に大きくなるシステムに対応することができるなど、現状を見直すことでより柔軟な環境を導入することができます。