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- RFP(提案依頼書)書き方 10.短期または長期の事業計画などの変化予想
10. 短期または長期の事業計画などの変化予想
システムの長期・安定運用をめざして、予測できる事業計画や組織改正など企業に関する変化を記載します
システム化に関連する業務についての、現状を第5章では記載してきました。
ここでは、企業または部門における短期または長期の変化-事業計画などがあればそれについて記載すべき事柄について整理していきます。
システム化が目的ですから、1年から3年を短期、長期であれば5年後くらいの明確な目標があれば、事前に考慮できるものは検討しておく必要があると思います。
たとえば、今回のサンプルにあげた企業で例をあげてみます。
3章 短期または長期の事業計画
①1年後に取り扱い販売店の数を50社から100社までに拡大する予定。
これにともない、受注件数などについても約2.5倍の成長を見込んでいる
②今年の4月から、営業部門をアフターマーケットとビフォアマーケットの2部門に分割する。
現在の取引先に関する稟議・決済業務は、ビフォアマーケット部門に引き継ぐ
このように、取り扱う数量や金額、組織変更などを伴う場合はシステム化にも影響すると考えて、記載しておきたい内容になります。
技術が進歩していますが、今回例にあげたような基幹システムは途中小規模な変更を行ったとしても、システムの寿命としては10年以上利用するものになると思います。
事前に明確な目標値がある場合は、これらをある程度考慮した提案書を求めるためにも記載しておきましょう。
次の章では、システム化の予算について考えていきたいと思います。